こんにちは。行政書士の岩堀です。
40代の方にはまだ早いと思われる相続対策。
でも、決して早くないのです。
それをお伝えしたくてこのブログを始めました。
毎回少しずつ、いろいろな事例を交えて相続対策の選択肢をご紹介いたします。

21.遺言書にメッセージを添えましょう

あなたがこの世を去った後に、残されたご家族があなたの財産をめぐって争わないようにする有効な手段として、遺言書を書くことをお薦めしてきました。

 

遺言書がないとあなたの財産は、ご家族の間で共有状態となり、それをご家族で話し合いによる分割(遺産分割協議)で具体的に分けられますが、その話し合いで争いが起きるのです。
遺言書があれば、その内容に従って分割されるので、争いになる可能性は低くなります。
遺言書は相続の事前対策として最もポピュラーな手段なのです。

 

ご家族の中には、その遺言書の内容に対して納得をしてくれない方、不満に思う方もいらっしゃると思います。
あなたとしては、遺言書の通りに分割してほしいと思うことでしょう。

 

遺言書には財産に関する内容が記載されますが、財産のこと以外にあなたの想いを綴って、納得してくれない方、不満に思う方に理解していただくことができれば良いですね。

 

遺言書では、ご家族に対してあなたの想いを伝えるための方法があるのです。
遺言書には付言事項という、財産以外の特別なメッセージを記載することができます。

 

たとえば、「ご家族に対しての感謝の言葉」や「ご家族が仲良く暮らせるように願う」など、ご家族に対するあなたの想い、最後のメッセージを伝えることができるのです。

 

納得してくれない方、不満に思う方は、この最後のメッセージを読んでいただくことで、あなたの想いを理解していただけるかもしれません。

 

また、遺留分権利者に対しても遺留分減殺請求権を行使しないよう伝えることができます。
遺留分権利者もこの付言事項を読んで、遺留分減殺請求権を行使することを思いとどまるかもしれません。(遺留分とは、相続人に認められた、遺産に対する最低限度の取り分です。この遺留分をも他の相続人に財産を残すという遺言書を書いた場合、遺留分権利者から遺留分を取り戻すための請求をされる可能性があります。)

 

なお、付言事項には法的な効力がありません。
あくまでもあなたの想いを伝える手段ではありますが、あなたの最後のメッセージとして付言事項を入れておきましょう。

 

40代から始める相続対策、ご覧いただきありがとうございました。

つぎは、ブログ管理人 「行政書士 岩堀泰一郎事務所」のホームページでお目にかかりましょう!